2015年11月14日

仏像を祀る方位

現在のインドでは存在感があまりなくなった仏教。

とはいっても発祥の地。仏像を祀る方位も決まっているようで、それは北東だそうです。インド風水ヴァーストゥで神聖とされている方位です。

喧嘩別れしたとはいうものの仏教自体は、インド風水ヴァーストゥを含むバラモン・ヒンドゥー教から多大な影響を受けているので当然と言えば当然です。

さて、このオリジナルの考え方は、中国を経由して日本に伝わる過程で「改ざん」されてしまいました。いったい何があったのでしょう。

The Asian Age紙の記事です。


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2015年09月09日

なぜ宇宙なのでしょう

地理的な要素を基礎とする中国風水と異なり、インド風水ヴァーストゥは宇宙という根源的な要素を基礎としています。

これは、インドを共通の起源とする仏教も同様です。

なぜ宇宙なのでしょうか。

私たちヒトが存在するのは、まず、ビッグバン後の宇宙の膨張の中で偶然、地球が形作られ、さらに、地球での環境の変化や偶然によってホモサピエンスに進化(展開)したことによります。

煎じ詰めればこれが、仏教もインド風水ヴァーストゥも宇宙を基礎としている理由だと私は考えています。
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2014年09月02日

茶道とインド風水ヴァーストゥ

安倍首相は昨日、インドのモディ首相を茶席でもてなしたそうです。
畳の上に正座しようとするモディ首相を気遣う安倍首相にモディ氏は、「ヨガをやっているので(大丈夫だ)」と答え、笑いを誘ったそうです。

この報道にはインド風水ヴァーストゥ的に意外と意味があります。
茶道はその成立過程ではそのものといっていいくらい禅宗の影響を大きく受け、その禅宗はバラモン・ヒンドゥー教から多くを受け入れ、特にその修行形態の中心である座禅はヒンドゥー教のヨーガが元となっているからです。

インド風水ヴァーストゥは、バラモン・ヒンドゥー教の一翼を担っていますから、少し遠い親戚といった感じなのではないでしょうか。

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2014年09月01日

インドのモディ首相と安倍首相

公賓として来日中のインドのモディ首相は昨日、安倍首相直々の案内という異例の厚遇で京都の世界遺産・東寺を視察しました。

京都訪問はモディ氏が希望したもので、東寺では、講堂の仏像や五重塔を見学し、並んで合掌したと報道されています。

同氏は仏像にも興味があるそうで、総理官邸のホームページの写真を見ると、日印両首脳が歓談している背後に多聞天や梵天があるのがわかります。

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多聞天はもともとインド神話のインド神話の財宝神クベーラに由来します。梵天もインド神話の創造神ブラフマーが起源です。いずれも一旦はインドで隆盛を誇った仏教がヒンドゥー教の巻き返しを受けた際、取り入れた神々です。

これらはインド風水ヴァーストゥにも大いに関係があります。インド風水ヴァーストゥで、クベーラは北、ブラフマーは中心の方位神なのです。もちろん、インド風水ヴァーストゥの方が本家筋に当たりますが。

五重塔については、言うまでもなく五大の思想を表しています。これも同様にインド由来の思想で、本家であるインド風水ヴァーストゥと共通しています。

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さて、それがいいことかは別として、我が国では中国や韓国にウンザリしたり批判する空気が益々強くなる中、これに反比例するように、中国・韓国風水による「日本の植民地化」が進行しています。これはとても不思議なことですが、わたくし多聞望美は、日本とインドの長く深遠な交流のように、インド風水ヴァーストゥが正しく日本に拡がるよう努力していきます。
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2014年08月30日

インドのモディ首相が来日

駐日インド大使公邸は、新宿区のとある大通りに面した場所にあります。ただ、インド風水ヴァーストゥ的にはちょっと、という感じですけれど。

さて、今日からインドのモディ首相が来日しています。駐日大使や先の公使もこれまで1ヶ月以上の準備に加え、これから本番の一週間、お忙しいことになるでしょう。

外交の世界では、就任後初の海外訪問が非常に大きな意味を持ちます(日本の首相はできる限り日米首脳会議の実現を優先させます。いわゆる「ワシントン詣」ですね)。今年5月に就任したモディ首相の主要国への初訪問先は今回の日本。同首相は日本を事実上の初訪問先としたことについて、「インドの外交と経済開発での日本の重要性を認識し、ルック・イースト政策の中心に日本がある」ためだと強調したそうです。

この背景には、中国の近年のプレゼンス増大が当然あったことでしょう。日印両国とも中国と国境問題を抱えるなどもともとヘゲモニーの軋轢があります。報道によると9月1日の日印首脳会談では、安全保障分野での協力拡大も協議する見通しだそうです。

このように外交防衛や地政学的な観点では、インドと日本は協調、中国と日本は対立、というのが現状です。全ての国と仲良く、というのが理想ですが残念ながらおそらくこれは現在の国の枠組みが続く限り解消されることはないでしょう。そういうものなのです。

これに対していわゆる風水の世界では、中国と日本は協調(というか一方的で圧倒的な中国・中国風水と韓国・韓国風水による日本支配。中国や韓国にウンザリしている日本人が急速に増えているのに不思議なものですね)、インドと日本は悲しいかなインド風水ヴァーストゥの存在すら知られていないというのが現状です。

しかし、欧米では秘かなブームになっているインド風水ヴァーストゥを、インド文化・インド哲学を1500年近くに渡って仏教や最近ではヨーガを通して吸収・咀嚼してきた私たちがいつまでも受け入れないはずはありません。

これからも、私、多聞望美は地道にがんばっていきます。

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2014年08月17日

仏教とインド風水ヴァーストゥは親戚

仏教は古代インドのバラモン教から分かれた宗教です。その後もバラモン教の直系の宗教であるヒンドゥー教の要素を取り入れながら主にインド国外で盛んになったのは皆さんご存知の通りです。インド風水ヴァーストゥはヒンドゥー教の一部との位置づけですから仏教とは親戚となるのです。
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インド風水ヴァーストゥの新しい書籍をAmazonから出版しました。全く知らない方向けの「はじめてのインド風水ヴァーストゥ」と、より詳しく知りたい方向けの「インド風水ヴァーストゥ〜欧米で秘かに広がる最古の風水〜」です。
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2014年08月13日

お盆とインド風水ヴァーストゥ

お盆ですね。この時期、お墓参りをされる方も多いかと思います。お墓でよく見かける五輪塔。これはインド風水ヴァーストゥの基本原則でもある五大思想を表しています。下から地・水・火・風・空で構成されています。五大思想はもともと古代インドが発祥で、バラモン教とそれを継承したヒンドゥー教で発展しました。インド風水ヴァーストゥやアーユルヴェーダはその一部であることをご存知の通りです。仏教は基本的にバラモン教から別れヒンドゥー教から影響受けた宗教ですから、五輪塔とインド風水ヴァーストゥは親戚なのです。お墓参りをされるにあたり、ちょっとだけインド風水ヴァーストゥに思いを馳せていただければ幸いです。

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2011年12月17日

京都の神社に最古の木造五輪塔

 今週のニュースに「京都の神社に最古の木造五輪塔 出家の藤原為業が作る?」というものがありました。京都市の神社から、平安時代末期に制作したことを記す墨書のある木造五輪塔が見つかった、というものです。

 五輪塔はインド風水ヴァーストゥと同じインドが発祥です。すなわち、仏塔である五輪塔は、密教とともに中国を経由して日本に取り入れられたのです。古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴している五輪塔は、地、水、火、風、空によって構成されていますが、インド風水と全く同じです。これは当たり前で仏教もインド風水ヴァーストゥも元をたどれば同じ古代インド思想なのです。

 詳細は私の著書をご覧ください。



 日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。コンサルテーションも始めました。内容にご満足いただけなければお支払いの必要はありません。info@vaastu.jpまでご連絡ください。

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2011年02月05日

浅草・雷門とインドの大富豪アンバニ氏

 日本の「顔」として世界各国から観光客が集まる東京・浅草寺の雷門。実はこの雷門とインド風水ヴァーストゥはちょっとだけ関係があります(正式には「風雷神門」。現在の門は、日本の大富豪・松下電器創始者松下幸之助氏のご寄進により再建)。

 雷門を特徴づけるのは提灯ですが、門の両脇には風水害または火災からの除難を目的として風神・雷神像がまつられています。このうちインド風水ヴァーストゥと関係があるのは風神像です。

 風神とはもともとインド最古の聖典とされる「リグ・ヴェーダ」に登場するヴァーユと呼ばれる神で、数頭立ての馬車で天を駆けて悪神を追い払い、富貴栄達を授ける神とされており、これが後に仏教に取り入れられ、日本にも伝えられました。

 風神はまたインド風水ヴァーストゥの基本的な考え方である地、火、空、水、風/空気のバランスを重視する「五大」のうちの風の神でもあります。インド風水ヴァーストゥで風神は、適度な湿度、空気の流れ、温度、気圧などによって快適な環境を我々に与えると考えられ、方位は北西とされています。なお、「五大」の考え方は後に密教に取り入れられ、日本にも伝わっていますね。

 仏教はもともとバラモン・ヒンドゥー教から批判的に分かれた宗教ですから同じ神であることは当然といえば当然です。

 風神は京都・三十三間堂の国宝「風神・雷神像」として、また京都国立博物館の国宝「風神雷神図」としてもご覧になれるかと思います。インド風水ヴァーストゥやインドの大富豪アンバニ氏の邸宅はそれはそれとして、日本人の教養として一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。




 日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。
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2011年01月11日

インド風水と仏教は親戚

 もう一週間以上たちましたがお正月に久しぶりに肉親と再会された方も多いのではないでしょうか。

 前にも書きましたがインド風水ヴァーストゥと仏教は親戚です。
 例えていうなら、インド風水ヴァーストゥが留学帰りの本家の四男、移民してしまった筆頭の分家の一族といったところでしょうか(異論、反論、そもそもそのような比喩がくだらないという批判は当然あるとおもいますが)。

 皆さんもよくご存知のように仏教はヒンドゥー教の前身であるバラモン教から分かれて発展したインド発祥の宗教です。しかし、現在、インド本国では非常にマイナーな存在になっています。なぜかというと、ヒンドゥー教やイスラム教から弾圧されたためといわれています。他方、現在、興隆しているのは日本などの東アジアやタイなどの東南アジアです。もちろん、共産化や様々な弾圧によって衰退した国もあるなど様々ですが、少なくとも日本ではほとんどの方が人生の最後にお世話になる宗教であり、いわば「移民で成功した筆頭の分家」といえるかもしれません。

 一方、ヴァーストゥは本国インドでも長らく一部を除いて衰退していたというのが実態です。しかし、1960年代以降、欧米から逆輸入されるかたちでポピュラーになりつつあります。ちょうど「さえなかった本家の四男が欧米に留学して帰ってきたら見違えるように変わって大衆の注目を集めるようになった」ようなものでしょうか。

 この「本家の留学帰りの長男」と「移民で成功した筆頭の分家」が21世紀の日本で出会おうとしています(「兄弟」のヨーガは日本ですでに普及してますね)。インド風水ヴァーストゥと日本の仏教は血はつながっていても初対面です。ほとんど他人と言っていいかもしれません。インド風水ヴァーストゥ研究の第一人者として、間違ったことにならないよう気をつけたいと思います。



 日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。
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2009年04月17日

インド風水ヴァーストゥと五大(6)

 文部科学省の「宗教統計調査(平成17年12月31日現在)」によると、日本における宗教の信者数は、神道系が107,247,522人、仏教系が91,260,273人、キリスト教系が2,595,397人、その他9,917,555人、合計211,020,747人となり、日本の総人口の2倍弱の信者数になるそうです。

 神道系と仏教系だけで2億人をこえるということは、日本古来の民族信仰の基盤の上に、自然風土の中で培われた年中行事や、祭礼などを通じて、多くの日本人が七五三や初詣、あるいは季節の祭りを神社で行う一方、葬式や盆などを仏教式で行うなど、複数の宗教にまたがって儀礼に参加しているためです。

 日本では長く神仏習合が行われたため、神道と仏教の間には明確な境界線が存在しません。考え方を変えると、神道と仏教という二つの宗教が日本に存在したと捉えるのではなく、渾然一体となった宗教が一つあったと捉えるほうが自然であるともいえるかもしれません。

 もともとインド風水ヴァーストゥは仏教と関係があるだけでなく、こうした日本の風土を背景に、私はインド風水ヴァーストゥは時間が多少かかっても広まっていくのではないかと期待しています。ただ、この場合、神秘性を強調しすぎたり、排他的になってはいけないと考えています。日本の宗教のように「おおらか」に、かつニュートラルにインド風水を紹介したほうが、結果として早く広まるのではないかと思っています。



 今回でこのシリーズは最終回です。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
 Wikipedia他
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2009年04月03日

インド風水ヴァーストゥと五大(5)

 これまで、バラモン教という言葉が、多く出てきましたので、少しご説明したいと思います。

 バラモン教とは、古代インドにおいて、仏教興起以前に、バラモン階級を中心に、ベーダ聖典に基づいて発達した、特定の開祖をもたない宗教です。バラモン教はヒンドゥー教の基盤をなしており、広義にヒンドゥー教という場合にはバラモン教をも含んでいます。

 紀元前1500年ころを中心に、インド・アーリア人がインダス川流域のパンジャーブ地方に進入しましたが、彼らはさらに東進して肥沃なドアープ地方を中心にバラモン文化を確立し、バラモン階級を頂点とする四階級からなる四姓制度を発達させました。

 彼らはインドに進入する際、それ以前から長い間にわたって保持してきた宗教をインドに持ち込み、それを発展させ、進入時からおよそ前500年ころまでの間に、『リグ・ベーダ』をはじめ、ブラーフマナ、アーラニヤカ、ウパニシャッドを含む膨大な根本聖典ベーダを編纂しました。なお、インド風水ヴァーストゥは、そのうちのアタルヴァ・ヴェーダのスターパティア・ヴェーダに由来しています。

 その内容は複雑多様ですが、彼らが進入以前から抱いていた自然神崇拝、宗教儀礼、呪術から高度な哲学的思弁までも包摂しています。彼らは、宇宙の唯一の根本原理の探求を行い、「宇宙の唯一の根本原理としてブラフマン(梵(ぼん))が、個人存在の本体としてアートマン(我(が))が想定され、ついに両者はまったく同一である」とする梵我一如の思想が表明されるに至りました。中国風水の観点が地政的であるのに対し、インド風水ヴァーストゥが宇宙などより根源的であるのはこのことによります。

 また、根本聖典ベーダのひとつであるウパニシャッドで確立された業(ごう)・輪廻(りんね)・解脱(げだつ)の思想は、インドの思想・文化の中核となったばかりか、仏教とともにアジア諸民族に深く広い影響を与えていることは皆さんもよくご存知のとおりです。ベーダの神々のなかには、帝釈天や弁才天のように日本で崇拝されているものもあります。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
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2009年03月27日

インド風水ヴァーストゥと五大(4)

 「宮本武蔵とインド風水ヴァーストゥ」。全く関係がないと思われるかもしれませんが、実は少しだけ関係があります。

 宮本武蔵の代表的な著作である「五輪書」の書名の由来は、密教の「五輪」からなのですが、それになぞらえて「五輪書」は「地・水・火・風・空」の五巻に分かれています。

 密教は仏教の一派で、インドから中国を経由して日本に平安時代にもたらされました。代表的な宗派は空海が開いた真言宗と最澄が開いた天台宗です。

 この密教には、ヒンドゥー教の要素が多く取り入れられています。その理由は、インド仏教後期においてヒンドゥー教の隆盛によって仏教が圧迫され、ヒンドゥー教の要素を仏教に取り込むことで、インド仏教の再興を図ったためです。

 ヒンドゥー教は、ヴァーストゥと同じバラモン教を背景としていますから、密教とヴァーストゥは共通する部分があります。つまり「五輪書」が密教かはともかく、「五輪書」の「地・水・火・風・空」の起源はインド風水ヴァーストゥと同じなのです。

 残念ながら、インドの密教は、西アジアからのイスラム勢力とインド南部のヒンドゥー教徒政権との政治・外交上の挟撃に遭い、歴史的に消滅に追い込まれました。空海、最澄らが学んだ中国の密教も現在はほとんど存在しないようです。現在、中華人民共和国では、後期密教の体系がチベット仏教の中に見ることができるのみです。

 宮本武蔵とインド風水ヴァーストゥの意外な関係でした。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

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2009年03月20日

インド風水ヴァーストゥと五大(3)

 したがって、バラモン教(古代ヒンドゥー教)に起源を持つ、仏教、五大の思想や五輪塔などが、我々日本人に受け入れられたように、インド風水ヴァーストゥも同じ起源であることから、日本人に受け入れやすいのではないでしょうか。

 なお、中国の五行思想(木・火・土・金・水)と数が同じで、一部共通する物もあることから混同されやすいのですが、両者は全く別個に成立したものです。

 五輪塔は、主に供養塔・墓塔として使われる仏塔の一種です。

 五輪塔は、下から方形=地輪(ちりん)、円形=水輪(すいりん)、三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)、半月形=風輪(ふうりん)、宝珠形=空輪(くうりん)によって構成され、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴しています。

 これらは密教の思想、特に空海や覚鑁の影響が強く、それぞれの部位に下から「地(ア a)、水(ヴァ va)、火(ラ ra)、風(カ ha)、空(キャ kha)」の梵字による種子を刻むことが多いようです。四方に梵字(ぼんじ)による種子(しゅじ)を刻むこともあります。

 宗派によって、天台宗・日蓮宗では上から「妙・法・蓮・華・経」の五字が、浄土宗・浄土真宗では上から「南・無・阿・弥・陀仏」の文字が、禅宗では下から「地・水・火・風・空」の漢字五文字が刻まれる場合もありますが、宗派を問わず種子を彫ることも多いようです。また、種字や文字のない五輪塔も多く存在します。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

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2009年03月06日

インド風水ヴァーストゥと五大(2)

 また、五大についてヴァーストゥでは、方位も表しています。すなわち、「地」は南西、「火」は南東、「空」は上空(中央)、「水」は北東、「風/空気」は北西です。

 「地」、「火」、「風/空気」については、後に仏教に取り入れられました。仏教では、仏法及び仏教徒を守護する天部の神々(天)のことを護法善神と呼びます。このうち、東西南北と東北・東南・西北・西南の八方を護る諸天に、天・地・日・月にかかわる4種の神を加えて「十二天」とされ、「地」は「地天(じてん)」、「火」は「火天(かてん)」、「風」は「風天(ふうてん)」となったのです。

 いうまでもなく仏教はゴータマ・ブッダ(仏陀)がインドで創始したものですが、そもそも仏教はヒンドゥー教の前身であるバラモン教に批判的な立場から分かれた宗教です。言い方を変えると、仏教はインドの哲学・宗教思想を基盤に批判を加えながら発展してきたわけです。さらに仏教は、バラモン教から分かれた後も、バラモン・ヒンドゥー教の教義を取り入れながらさらに発展していきました。

 「五大」も、この過程で、インド思想家と仏教徒との教学論議を経て、仏教の思想体系中にも取り込まれ、仏教思想の一部として日本など東アジア一帯に広まっていきました。例えば、仏教の一派である密教では五大を五輪(ごりん)と呼び、この思想に基づく塔婆として五輪塔を造立しています。




 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

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2009年02月27日

インド風水ヴァーストゥと五大(1)

 インド風水ヴァーストゥの思想によると、自然は、「地(Prithvi/Bhumi)」、「火(Agni/Tejas)」、「空(Akasha)」、「水(Ap/Jala)」、「風/空気(Vayu/Pavan)」という五つの要素で構成され、これは、「五大」と呼ばれています。

 この五つの要素は自然状態ではバランスが取れているとされていますが、人工的な状態では、そのバランスが崩れ、副作用が起きるため、ヴァーストゥでバランスを元に戻すことが必要と考えられています。

 五つの要素には、それぞれ、以下のような役割があります。
 「地」 ― 地磁気と重力によって地球上の全ての生物・無生物への影響力を行使
 「火」 ― 昼夜、季節、エネルギー、熱意、情熱、活力の源である光と熱をもたらす生命の維持に必要な要素
 「水」 ― 全ての動植物に不可欠な水の提供
 「風」 ― 適度な湿度、空気の流れ、温度、気圧などによって快適な環境を与える
 「空」 ― 地、水、風、火の要素に宇宙をも含む空間の提供を行う要素

 この「五大」という思想は、古くからバラモン教/ヒンドゥー教を中心とするインド哲学にあり、古代インド思想では、火・水・地を三大、または地・水・火・風を四大とし、これらに「空」を加えて「五大」とする思想が現れ、さらに第六の要素として「識」(意識)を加えて「六大」とする思想がのちに出現しました。

 そして、この「五大」という思想は仏教にも取り入れられ、わが国にも大きな影響を与えていったのです。



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