2011年02月05日

浅草・雷門とインドの大富豪アンバニ氏

 日本の「顔」として世界各国から観光客が集まる東京・浅草寺の雷門。実はこの雷門とインド風水ヴァーストゥはちょっとだけ関係があります(正式には「風雷神門」。現在の門は、日本の大富豪・松下電器創始者松下幸之助氏のご寄進により再建)。

 雷門を特徴づけるのは提灯ですが、門の両脇には風水害または火災からの除難を目的として風神・雷神像がまつられています。このうちインド風水ヴァーストゥと関係があるのは風神像です。

 風神とはもともとインド最古の聖典とされる「リグ・ヴェーダ」に登場するヴァーユと呼ばれる神で、数頭立ての馬車で天を駆けて悪神を追い払い、富貴栄達を授ける神とされており、これが後に仏教に取り入れられ、日本にも伝えられました。

 風神はまたインド風水ヴァーストゥの基本的な考え方である地、火、空、水、風/空気のバランスを重視する「五大」のうちの風の神でもあります。インド風水ヴァーストゥで風神は、適度な湿度、空気の流れ、温度、気圧などによって快適な環境を我々に与えると考えられ、方位は北西とされています。なお、「五大」の考え方は後に密教に取り入れられ、日本にも伝わっていますね。

 仏教はもともとバラモン・ヒンドゥー教から批判的に分かれた宗教ですから同じ神であることは当然といえば当然です。

 風神は京都・三十三間堂の国宝「風神・雷神像」として、また京都国立博物館の国宝「風神雷神図」としてもご覧になれるかと思います。インド風水ヴァーストゥやインドの大富豪アンバニ氏の邸宅はそれはそれとして、日本人の教養として一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。




 日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。
posted by 多聞 望美 at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教とインド風水
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