2009年11月15日

北枕の根拠 (1)

 現在までのところ「北枕がよい」という考え方を支持する臨床データや科学的根拠は存在していないようです。

 「北枕がよい」という根拠の一つに「頭寒足熱」があります。これはひたすら住環境にもよりますが顕著な差異がみられるほど北向きに寝たからといって頭が冷え、足が暖かくなるなどということはありません(常識で考えましょう)。

 睡眠、消化(反芻)・休息中のシカやウシが地磁気の北や南を向いていることをもってして「北枕がよい」とする考え方も臨床データや科学的根拠はありません。チェコの研究では過半数が北、3分の1が南を向いていました。シカやウシの睡眠、消化(反芻)・休息時間の比率は概ね睡眠が1、消化(反芻)・休息が2と言われています。したがって、むしろ「睡眠は南枕の方がよい」とするのが自然ではないでしょうか(これにしても臨床データはまだありませんが)。ちなみにインド風水ヴァーストゥではいわゆる北枕は強く否定されています。

 血液型性格占いにしてもそうなのですが、疑似科学には自分自身を含めて注意したいものです。



 日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。
posted by 多聞 望美 at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 北枕と地磁気
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