2009年08月09日

必ずしもインド風水である必要はない

 インド風水ヴァーストゥにはこれまで述べてきたとおり俗説・俗習・迷信の部分もあるのも事実でしょうが、現実的なメリットも数多くあります。

 実は我々はあまり認識していませんが、俗説・俗習・迷信などとともに暮らしています。まず、大辞泉からこれらの定義について見ていきましょう。「俗説」とは「確かな根拠もなく、世間に言い伝えられている話」とあります。我々の身近な俗説の例としては、「毛をそると濃くなる」というのも医学的にはまったく根拠のない「俗説」です。皆さんはまだ信じていましたか?「西に黄色」はどうでしょうか?どなたかこれを実行すると金運がよくなるという客観的なデータはお持ちですか?

 次に「俗習」です。この定義は「世間一般のならわし。世俗の習慣」です。要するに求道や修行など以外のすべてということです。我々の身近な風俗のほとんどはこれに含まれるといってもよいでしょう。例えばやや広義に解釈すると、もともと宗教に起源があるもののイベント化した昨今の盆暮れ正月、クリスマスなどの行事はまさにこれに当てはまるのではないでしょうか(もちろん、純粋な信仰である場合は除きます)。正月に限っても、門松・しめ縄・鏡餅・お説料理・お年玉・福袋などのいわゆる縁起物があります。ちなみにこれらを実行すると、効果が現れるなどという話はあまり聞いたことがありませんがいかがでしょうか(とはいっても、わたしはこれらの多くを実行しています)。

 「迷信」はどうでしょうか。「迷信」とは「俗信のうちで、合理的根拠のないもの。一般には社会生活上実害を及ぼし、道徳に反するような知識や信仰」なのだそうです。一時、ブームとなった「マイナスイオン」、少し前の世代の方ですと「スポーツの練習中に水を飲んではいけない」などはその典型的な例でしょう。まったく根拠はありませんし(より正確には証明されていない)、後者の場合は下手をすると死んでしまいます。

 それではインド風水ヴァーストゥの俗説・俗習・迷信ではない部分とは何だったのか、おさらいしてみましょう。まず基本原則である「朝の日光を多く取り入れること」を実践することで、概日リズム障害や情動障害などに有効とされる光療法と同様の効果が期待できます。具体的には、思考がクリアでクリエイティブになる、問題処理能力と意思決定能力が高まる、健康と幸福感が高まる、一日を通じて感覚がリフレッシュしている、心地よい休息と快眠が得られる、活力が高まる、精神的な安定が得られるなどです。また、過度の紫外線による影響を予防する効果が期待できます。具体的には、日焼け、しわ、シミ、良性・悪性の腫瘍や白内障等の抑制が期待できます。

 皆さんはここまで読んできてこう思うかもしれません。「インド風水にそのようなメリットがあるのはわかったが、仰々しく『インド風水ヴァーストゥ』としなくても、メリットがある部分だけ実践すればいいのではないか。何しろ我々は日本人なのだから」と。

 まったくそのとおりです。メリットがありさえすれば何だっていいのです。ですから私はインド風水ヴァーストゥも可能な限り実行しますが(もちろん全部など不可能です)、効果との因果関係が証明されているものは非常に少ないといっても大好きな日本の風習を捨てるつもりはまったくありません。むしろ年齢を重ねるとともに大好きになっていきます。俗物の私としてはこのコンビネーションがぴったりなのですね。典型的な日本人です。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
 Wikipedia他
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