2009年03月27日

インド風水ヴァーストゥと五大(4)

 「宮本武蔵とインド風水ヴァーストゥ」。全く関係がないと思われるかもしれませんが、実は少しだけ関係があります。

 宮本武蔵の代表的な著作である「五輪書」の書名の由来は、密教の「五輪」からなのですが、それになぞらえて「五輪書」は「地・水・火・風・空」の五巻に分かれています。

 密教は仏教の一派で、インドから中国を経由して日本に平安時代にもたらされました。代表的な宗派は空海が開いた真言宗と最澄が開いた天台宗です。

 この密教には、ヒンドゥー教の要素が多く取り入れられています。その理由は、インド仏教後期においてヒンドゥー教の隆盛によって仏教が圧迫され、ヒンドゥー教の要素を仏教に取り込むことで、インド仏教の再興を図ったためです。

 ヒンドゥー教は、ヴァーストゥと同じバラモン教を背景としていますから、密教とヴァーストゥは共通する部分があります。つまり「五輪書」が密教かはともかく、「五輪書」の「地・水・火・風・空」の起源はインド風水ヴァーストゥと同じなのです。

 残念ながら、インドの密教は、西アジアからのイスラム勢力とインド南部のヒンドゥー教徒政権との政治・外交上の挟撃に遭い、歴史的に消滅に追い込まれました。空海、最澄らが学んだ中国の密教も現在はほとんど存在しないようです。現在、中華人民共和国では、後期密教の体系がチベット仏教の中に見ることができるのみです。

 宮本武蔵とインド風水ヴァーストゥの意外な関係でした。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
 Wikipedia他
posted by 多聞 望美 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教とインド風水
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