2009年03月20日

インド風水ヴァーストゥと五大(3)

 したがって、バラモン教(古代ヒンドゥー教)に起源を持つ、仏教、五大の思想や五輪塔などが、我々日本人に受け入れられたように、インド風水ヴァーストゥも同じ起源であることから、日本人に受け入れやすいのではないでしょうか。

 なお、中国の五行思想(木・火・土・金・水)と数が同じで、一部共通する物もあることから混同されやすいのですが、両者は全く別個に成立したものです。

 五輪塔は、主に供養塔・墓塔として使われる仏塔の一種です。

 五輪塔は、下から方形=地輪(ちりん)、円形=水輪(すいりん)、三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)、半月形=風輪(ふうりん)、宝珠形=空輪(くうりん)によって構成され、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴しています。

 これらは密教の思想、特に空海や覚鑁の影響が強く、それぞれの部位に下から「地(ア a)、水(ヴァ va)、火(ラ ra)、風(カ ha)、空(キャ kha)」の梵字による種子を刻むことが多いようです。四方に梵字(ぼんじ)による種子(しゅじ)を刻むこともあります。

 宗派によって、天台宗・日蓮宗では上から「妙・法・蓮・華・経」の五字が、浄土宗・浄土真宗では上から「南・無・阿・弥・陀仏」の文字が、禅宗では下から「地・水・火・風・空」の漢字五文字が刻まれる場合もありますが、宗派を問わず種子を彫ることも多いようです。また、種字や文字のない五輪塔も多く存在します。



 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
 Wikipedia他
posted by 多聞 望美 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教とインド風水
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