2009年03月06日

インド風水ヴァーストゥと五大(2)

 また、五大についてヴァーストゥでは、方位も表しています。すなわち、「地」は南西、「火」は南東、「空」は上空(中央)、「水」は北東、「風/空気」は北西です。

 「地」、「火」、「風/空気」については、後に仏教に取り入れられました。仏教では、仏法及び仏教徒を守護する天部の神々(天)のことを護法善神と呼びます。このうち、東西南北と東北・東南・西北・西南の八方を護る諸天に、天・地・日・月にかかわる4種の神を加えて「十二天」とされ、「地」は「地天(じてん)」、「火」は「火天(かてん)」、「風」は「風天(ふうてん)」となったのです。

 いうまでもなく仏教はゴータマ・ブッダ(仏陀)がインドで創始したものですが、そもそも仏教はヒンドゥー教の前身であるバラモン教に批判的な立場から分かれた宗教です。言い方を変えると、仏教はインドの哲学・宗教思想を基盤に批判を加えながら発展してきたわけです。さらに仏教は、バラモン教から分かれた後も、バラモン・ヒンドゥー教の教義を取り入れながらさらに発展していきました。

 「五大」も、この過程で、インド思想家と仏教徒との教学論議を経て、仏教の思想体系中にも取り込まれ、仏教思想の一部として日本など東アジア一帯に広まっていきました。例えば、仏教の一派である密教では五大を五輪(ごりん)と呼び、この思想に基づく塔婆として五輪塔を造立しています。




 この続きは次回にて。日本のインド風水ヴァーストゥ研究のパイオニアとしてインド風水ヴァーストゥに関する情報をニュートラルにご紹介しています。こちらのHPもご覧ください。

(参考文献)
 Wikipedia他
posted by 多聞 望美 at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教とインド風水
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