2008年10月24日

北枕と地磁気(2)

 昨日は、欧州の研究者が放牧中の牛などの多くが北か南を向いていたことを発見したところまで書きました。

 より正確には牛などが向いていた方位を平均すると地軸の南北より少しずれた地磁気の南北に近かったそうです。独デュースブルグ・エッセン大学のBegall博士らこの研究者たちはその他の自然条件を考慮したとしても牛やシカが地磁気を感知している可能性が十分あることを指摘しています。

 これまで、渡り鳥、回遊魚や一部の小型哺乳類は地磁気を感知することが知られていました。例えばイスラエルの研究者はある種のねずみが地磁気を使って移動することを証明しています。しかし、大型哺乳類ではこのドイツとチェコの研究者の発見が初めだそうです。

 チェコの例では2種類のシカについて現地調査し、草を食べたり休んだりしている時の向きや雪の上で寝た跡を調べた結果、大半が北か南を、より正確には過半数が北を向き3分の1が南を向いていたとのことです。

 牛もシカも反芻動物で、牛の場合は1日の約半分を消化・休息に、3〜4時間を睡眠にあてています。もしかしたら、北を向くことと消化・休息、南を向くことと睡眠という関係があるのかもしれません。

 この続きは明日のブログをお楽しみに。

(参考文献)
"Cattle shown to align north-south", BBC News, 2008年8月25日
posted by 多聞 望美 at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 北枕と地磁気
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