2018年02月22日

仏教とインド風水は切ってもきれない関係

ヒンドゥー教の「建築部門」であるインド風水と我々日本人が接する「仏教」は切ってもきれない関係です。

どういうことでしょう。それを知るためには仏教の歴史を紐解く必要があります。

仏教の「開祖」ブッダはヒンドゥー教の前身とも言えるバラモン教の世界観の中で生まれ育ちました(実際に彼はバラモン教の修行をしています)。

彼はそうした環境で彼の「理法」を説いたわけです。「理法」を説く対象はバラモン教徒ですのでバラモン教を前提に彼らに受け入れやすくかつわかりやすくしなければなりません。したがって彼はバラモン教全体を否定も肯定もせず、ただ、バラモン教の絶対的な権威を認めないということで彼の「理法」を説いたのです。

もっともブッダ自身は「仏教」を興したという意識はほとんどなかったのではないかというのが一般的です。したがって、空気のように当たり前にあるバラモン教全体を否定も肯定もする必要はなく、また、自然な流れとして彼の説く「理法」は、バラモン・ヒンドゥー教の影響を少なからず受けたのです。

このようにして、ヒンドゥー教の「建築部門」であるインド風水と我々日本人が接する「仏教」がつながるわけです。

そもそも我々が接する「仏教」諸派の教えはブッダを直接は知らない後世の「仏教徒」がブッダが説いた「理法」の伝承を解釈したものです。ブッダ自身は「仏典」の編纂に一切関わっていません。自身をかたどった仏像などの偶像を拝めとも言っていません。

さて、「仏教」もその理由は諸説ありますが衰退の時期を迎えます。バラモン教の後継であるヒンドゥー教が巻き返してきたのです。そこで仏教はヒンドゥー教の要素を取り込むことで対抗しました。仏教の密教化です。仏像はこの過程でインド風水とオーバーラップするヒンドゥー教の神々などを取り入れたものです。禅宗もヒンドゥー教の要素を取り込んだものです。

しかし結果的には、密教化も禅宗もヒンドゥー教の隆盛の前にインド仏教の衰退を防げませんでした。

一方、バラモン・ヒンドゥー教と深い縁のある「仏教」はインドからはるかかなたの極東の島国日本で盛んになります。そして今、ヒンドゥー教の「建築部門」であるインド風水ヴァーストゥと日本で再会しています。感動的ですらありますね。



詳細は私の書籍でご確認ください。

posted by 多聞 望美 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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